セラミックの特性
ココでご紹介する内容は、エンジニアセラミックの代表を紹介するもので、
セラミック全てを指すものではありません。
一般特性
・比重(g/cm3)
炭化珪素(Sic)
:3.15〜3.2
窒化珪素(Si3N4) :3.2
窒化アルミ(AIN)
:3.23〜3.32
アルミナ(AI203/96%) :3.85〜3.99
ジルコニア(ZrO2)
:6.0
(単位体積当りの重さで、軽い方が受動レスポンスが良い)
※軽けりゃ軽いほどレスポンスは良いですね。
機械特性
・曲げ強度(MPa)
ジルコニア(ZrO2)
:600〜1400
窒化珪素(Si3N4) :730〜900
炭化珪素(Sic) :490
アルミナ(AI203/96%)
:320〜400
窒化アルミ(AIN)
:340〜360
(2点の支点間の中心に加重を加え、亀裂や破損・破断が起こる前に
生じる最大繊維応力のこと)
※ここまで高くなくてもイイんですが・・・
あったらあったでイイです。
・圧縮強度(MPa)
ジルコニア(ZrO2)
:3500〜5600
アルミナ(AI203/96%) :2400〜3000
窒化アルミ(AIN)
:2600
炭化珪素(Sic) :2500
窒化珪素(Si3N4)
:2452
(圧縮荷重に対し、材料が持ちこたえることができる最大応力)
※曲げ強度と同じ
・ビッカース硬度(GPa)
炭化珪素(Sic)
:22
アルミナ(AI203/96%) :16
窒化珪素(Si3N4) :15
ジルコニア(ZrO2)
:14
窒化アルミ(AIN) :11
(表面の硬さ、ステンレスで5程度)
※曲げ強度と同じ+ステンより高けりゃイイです。
・破壊靱性(MPa√m)
窒化珪素(Si3N4)
:7.5
ジルコニア(ZrO2) :7.5
炭化珪素(Sic) :3.5
アルミナ(AI203/96%)
:3.5
窒化アルミ(AIN)
:3.5
(亀裂を発生、もしくは進展させるのに必要な応力拡大係数。
ステンレスで210程度で、強度と破壊靱性の関係は、破壊靱性の高い材料は
多少の亀裂があってもそれなりの強度を保持すると言うことです。
しかし、破壊靱性値の低い材料は、亀裂が有る無しで強度が著しく変わります。
例えば、鉄のような粘り強い材料は破壊靱性が高いと表現できます。
しかし、お皿が割れるのと同様に、セラミックは脆い材料と考えられ、強度は
非常に高いですが破壊靱性は低い値になります。
破壊靱性値は「耐亀裂進展性」ともいえる物性値なので、=強度ではありません)
※コレ重要、粘りが無いとね。 と、やさしく扱わないとね。
Core's Standard OIL for
SPOOL
BEARINGっす!
熱的特性
・最高使用温度(℃)
炭化珪素(Sic)
:1600
アルミナ(AI203/96%) :1500〜1600
ジルコニア(ZrO2) :1250
窒化珪素(Si3N4)
:1100〜1200
窒化アルミ(AIN) :1000
(代表特性が維持できる最高温度)
※こんなに高くなくてもイイんですが・・・
一般所見
アルミナ(AI203/96%)
・耐熱性、絶縁性、耐食性に優れ、高硬度を特長とする材料
・絶縁部品、耐熱治具、耐食容器、高強度機械部品など汎用的に使用すること
が多い
・ウィークポンイト:窒化珪素や炭化珪素に比べ耐熱衝撃性が低い
ジルコニア(ZrO2)
・常温付近での高耐摩耗性を特長とする材料
・耐久性に優れ、高破壊靱性であるため、各種産業装置部品へ幅広く使用
・特に摺動部での使用にハイコストパフォ−マンスである
(はさみ、ナイフや包丁などにも使用)
・ウィークポンイト:高温域では強度が低い
炭化珪素(Sic)
・耐熱性に優れ、高温での機械的強度の劣化が少ない点を特長とする材料
・耐酸、耐アルカリ性に優れており、常温から高温域まで、耐食構造部品とし
て使用
・硬度が大きく優れた耐摩耗性
・ウィークポンイト:窒化珪素に比べ靭性や絶縁性が低い。
また、粉末を成型焼結する工程を経るので真球性の
バラツキは免れなく、硬度が非常に高いため成型後
の加工精度や研磨精度が出し難い。
窒化珪素(Si3N4)
・熱膨張係数が小さく熱伝導性が高いため、高い耐熱衝撃性を特長と
する材料
・高靭性で高い機械的強度を発揮し、常温から高温域まで高精度機械
特性の構造部材として幅広く使用
・ジルコニアと同様の高靭性であり、エンジニアリングセラミックの代表
と言われ、成型時や成型後の加工性が良く精度を出し易い
・化学的安定性、絶縁特性に優れているため、溶融非鉄金属や薬品と
の接触部に使用可能
(ターボチャージャーロータ等の高熱、高速回転部品に多用)
・ウィークポンイト:高温の酸化雰囲気中で酸化され易い
Core'sが考えた場合、リールのシャフトに使うベアリングに
必要な要素やコスト等を合わせていくと・・・
『 Si3N4(窒化珪素) 』 になると考えました。






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